夏樹静子:死刑台のロープウェイ

死刑台のロープウェイ (徳間文庫)

死刑台のロープウェイ (徳間文庫)


表題作を含む五編の短編集です。
どれも推理やサスペンスの色は抑えられていて人間関係や人間の気持ち、相手への思いやりや復讐心などをテーマに描かれているように思います。


短編集なので長い時間どんよりした気分にはならず程よく楽しめるのも良いですね。
表題作「死刑台のロープウェイ」のラストシーンが印象に残りました。


単行本は最近ですけど刊行されたのは僕の生まれ年ですね。びっくり。

この作品は1975年11月文藝春秋より刊行されました。